豊かな緑と澄んだ空気に包まれた、大阪府の東南部に位置する南河内郡太子町。
訪れる人をどこか懐かしい気持ちにさせてくれるこの町は、府内有数の史跡を有し、
全国各地から歴史愛好家がやってくるほど。
今回、地域の観光ボランティアガイドの方に案内していただきながら、
多彩な資料と展示で街道と町の歴史が一目瞭然!「竹内街道歴史資料館」へ!
「次は、竹内街道と太子町の歴史がひと目で分かるところへ行きましょう!」。そう言って、松永さんと向かったのは、竹内街道から延びる路地を少し入ったところにある太子町立竹内街道歴史資料館。この日は太子町・生涯学習グループの池田貴則さんが在館、館内を案内してくれた。
まず、入り口右手にある第一展示室へ。ここでは竹内街道について、「石の道」「最古の官道・大道」「太子信仰の道」「庶民の道」の4テーマで展示解説している。
「これが二上山産出のサヌカイトで作られた石器。断面がこんなに鋭いんですよ」。これを求めて古代の人は二上山を目指したのか…と納得。その他、石棺に使われた凝灰岩、研磨剤に使われた金剛砂など、この道を通って運ばれたものがズラリ。その他、聖徳太子にまつわる資料や、江戸時代に旅人を迎えた旅籠に関する品々も興味深い。歴史の流れを説明してくれるマジックビジョンや竹内街道や周辺の遺跡がひと目で分かる立体模型もあり、断片的だった知識もここで一気につながっていく。
続いて、太子町に関係する考古学・民俗資料が見られる第二展示室へ移動。竹内街道沿いに立つ道しるべを写した拓本や、太子町で出土した土器や古墳に埋められていたという墓誌などが並ぶ。「墓誌の出土例は国内で20例。その内の3つが太子町のものなんですよ」と池田さん。そう聞くと、太子町の誇る歴史資産の重みを実感する。
この町の歴史をしっかりと予習・復習できるので、竹内街道を散策するならぜひ立ち寄ってみてほしい。
| TEL | 0721-98-3266 |
|---|---|
| 所在地 | 南河内郡太子町山田1855 |
| アクセス | 近鉄長野線「喜志駅」下車 金剛バス「上ノ太子」行き「六枚橋」下車徒歩15分 |
| 入館料 | 200円 |