彦ちゃんの河内歴史話井戸 第73話
フルーツ王国南河内で今、考えたいこと。残したい心。
8月号でご紹介しました奈良県在住の絵馬研究家(日本絵馬研究会)・髙田昌彦先生のご活動が奈良新聞に二度にわたって掲載されました。地道にやっていると、どこかで必ず花が咲くものですね。私もその思いで、この記念館を12年続けてきましたが。こちらは、まだまだ開花は先のようです(笑)。
先日の某番組内で、喫茶店でフルーツポンチを注文した客が写真だけ撮って食べずに帰ったという話を取り上げました。代金は払ったそうですから、法律上も問題ないとのこと。いや〜勿体ないという思いより先に、自身の常識が崩れそうです。撮影だけがご希望で、食は予定外ということでしょうか。
私も墓参りの後のランチや探訪時の途中休憩先で食したものなどをフェイスブックにアップしてきましたが、食べずに帰るという選択肢は無いですね。
「写真だけ」ということで言いますと、今まで何度も南河内で古墳や名所旧跡を絡めた「天誅(忠)組」ウォーキングのガイドをしてきましたが、ガイドの説明には全く耳を貸さず、ただひたすら風景や石碑、墓石の写真を撮りまくる方は確かに居られます。お陰で参加者の列は長くなり、なかなか集合できません。早朝散歩でのコースに池が在るのですが、ここの野鳥(写真)に石を投げて、飛ぶ姿を撮影する人を見かけます。これぞ「撮り人間コンテスト」。駄目です、やめてください。
あの有名な西郷隆盛さんの写真は一枚も無いそうですが、撮影しない理由が「魂を抜かれるから」とも聞いたことがあります。なんだか今の世相を見越してのご発言みたいですよね。
私たちの住む南河内には沢山の自然が残り、史跡も豊富です。このいい季節にお気に入りの場所で素敵な一枚を感謝を込めて撮りたいものですね。
天誅(忠)組記念館
☎090-5010-3995(予約優先)
藤井寺市小山5-8-33 テックハイム小山1階
10:00~12:00、13:00~16:00
水曜休/賽銭・カンパ方式