彦ちゃんの河内歴史話井戸 第83話
紙も仏もあるもんです。
この寄稿でも何度か触れたことのあります明治維新のさきがけ、天誅(忠)組河内勢のことが、さる4月16日の産経新聞夕刊(大阪版)に大きく掲載されました。びっくりするくらいの大きな紙面でした。
ただ、残念ながら夕刊を購読されるお宅が激減している上に、夕刊に関してはコンビニ売りも無くなり、情報は入っても「購入先が無い」というお声をたくさん頂きました。
続く29日にはお隣の奈良新聞に当館の奈良分館(大和高田市「あとりえ草風」内)で月一開催の講座(「一風学舎」)が通算100回を迎えた記事が大きく載りました。発売当日の私は偶然、大和高田市の佛願寺で開催の講談会に参加していたのですが、お客さんから「新聞、載ってましたな」との嬉しいお声がけを頂きました。
紙文化の衰退が叫ばれますが、今は各新聞社が電子版というモノをアップしていますからネットで観た方も多く、マスコミ力は流石です。
さて、前号で吉野山・如意輪寺の楠木正行公歌碑のご紹介をしましたが、読者から「早速行ってきましたよ」というお声を頂きました。また逆に「こんな碑(写真)が在るのをご存じですか」との情報提供もありました。
情報で得た極楽寺さん(河内長野市)には河内大仏が在りますね。何度か参詣していますが、その贈正一位楠正成公一族郎党靈碑のことは全く知りませんでした。このGW中に取材に出向きましたが、その大きさ(台座上の部分・最大幅70㎝×高さ約2m)や両側面の彫刻もさることながら個人的に興味深い発見に繋がりました。今後、この長野地区戦没者墓地にお詳しい方との情報交換が出来ると嬉しいです。
当記念館も15年目に入りました。出張講座や取材で在館が少ないのですが、出先で得たネタが次号以降で皆さんを楽しませることに成れば幸いです。
天誅(忠)組記念館
藤井寺本館・奈良分館 伴林光平先生顕彰館
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