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富田林イトマンスイミングスクール 管理統括 杉多栄美子さん no.212

今月の人
卒業生や地域の人が気軽に立ち寄れる、 学校のようなコミュニティでありたい
富田林イトマンスイミングスクール 管理統括
杉多栄美子さん
1967年、奈良市生まれ。富田林市在住。 趣味はフラワーアレンジメント、水中ウォーキング。
杉多栄美子さん

ここへ通った生徒数は、1万9000人以上

 

 元気よく水しぶきを上げる小さな子どもたち。真剣な表情でトレーニングを重ねる選手たち。さらには気持ちよさそうに水中をウォーキングしている高齢者の姿もある。富田林イトマンスイミングスクールは、年令問わず、健康づくりや夢への挑戦の場となっている。創設から30年超。これまでなんと1万9000人を超える生徒さんが、このプールで泳いできたという。

「知り合いのお子さんがここに通っていたとお聞きすることも多く、親子二代でここに来ているという方もいらっしゃいます。そんなお話をお聞きすると、これからも頑張ってスクールを守り続けていかなければという気持ちになりますね」。富田林イトマンスイミングスクールで管理統括の仕事をしている杉多栄美子さんは、柔らかな笑顔でそう話す。

 そもそもこのスイミングスクールの始まりは、建設関係の仕事をしていた杉多さんの義父が「地域の人たちの健康づくりに貢献したい」と考え始めたことがきっかけだった。知人からスイミングスクールを提案されて話が進むも、「スイミングスクールの運営は簡単ではない。やめておいたほうがいい」という声も寄せられたという。しかし、「なんとかやってみせる」と意志を貫き、子どもを中心としたスイミングスクールとして「富田林イトマンスイミングスクール」を1985年にオープンさせた。

 その頃の杉多さんは結婚をして東京に暮らしていた。その後、大阪に戻ってきたが、子育てをしながらお花の教室などを開いたり、健康料理の勉強をしたりと、当初はスイミングスクールの仕事にはほぼ関わっていなかったという。

「そんなある日、義父から『経理をやってくれへんか』と言われ、自宅兼事務所で見よう見まねでお手伝いを始めたのが私とスイミングスクールとの最初の関わりでした。でもやはりなかなかおもしろく感じられなかったんですね。そこで、現場に行ってみることにしたんです」

 実際にスクールを訪れ、子どもたちを乗せた送迎バスを目にした。「現場と関わりを持ったことで、経理の勘定科目にある運搬費というのは、このバスのことなんだと、それまで文字でしかイメージできなかったものがとてもリアルに感じられるようになっていきました」

 そして、それから積極的にスクールに足を運ぶようになったという杉多さん。同時に、「ホームページを新しくしてほしい」「こんなコースを希望する声が多いです」といった現場スタッフの声を聞く機会も増えた。「一生懸命に練習をしている選手の姿や、一生懸命に教えているコーチの姿を見て、私はスイミングのコーチにはなれないけれど、運営面にもっとかかわってこのスクールを盛り立てていきたい、そう考えるようになったんです」

 

地域貢献の一つとして誰でも参加OKの夏祭り開催

 

 そうして経理だけでなく、スクールの管理部門の仕事にも積極的に取り組むようになってから約10年。今ではスクールの運営管理を引っ張る存在となった。「うちには入社して30年程になるスタッフがいたり、出産後、子育てが落ち着いて復帰してくれたママさんコーチがいたり、人にとても恵まれている職場だと感じています」

 生後6ヵ月から通えるベビークラスや、各大会で優勝を目指す選手を育成する選手クラス、健康な体づくりのためのアクアウォーククラスほか、設置されているクラスは多彩だ。自由に自分のペースで泳げるフリークラスもあり、自分に合うクラスを見つけやすい。5月には2歳半からの幼児クラス「キディクラス」も新設する。ママと離れて子どもだけで水に親しみ、自発性を伸ばすことを目指すクラスで、要望が多かった内容だという。

 スクールからはなんとオリンピック出場選手も生まれている。04年アテネオリンピック男子400メートルメドレーリレー銅メダリストの奥村幸大さんだ。さらに、18年の国体で自由形で優勝した選手もいるなど、コーチ陣の指導力も折り紙つきだ。

 杉多さんが大きな喜びを感じるのは、子ども時代にここに通っていた生徒が学生や大人になって顔を見せに来てくれた時だという。コーチに会いに、また受付スタッフに挨拶をしに、数多くの卒業生たちが訪れる。

「奥村くんも時々遊びに来てくれます。卒業生がまたここへ足を運んでくれるということは、本当にうれしいことです。スイミングスクールは習いごとというより、一つの学校のようなコミュニティ。ここで育って巣立っていった子どもたちが、またいつでも帰ってこられる場所でありたいと思っています」

 また、「これからは地域にも恩返しをしていきたい」と、3年前の夏にスタートしたのが駐車場スペースや館内を使って賑やかに行われる「夏祭り 体験ふぇすた」だ。スイミングの体験会に加え、キャンドル作りや木工ペイントといった体験ブース、フードや雑貨などの販売ブースがそれぞれ10以上も出店する。「スクールに通っていない方でもどなたでもお越しいただけるイベントを目指しました。地域の方に喜んでいただける機会になればうれしいです。19年は8月5日に開催ですので、ぜひお越しください」

 さらなる地域貢献として、館内の会議室をレンタルスペースとして使えるサービスも開始。スクールの会員はなんと1時間50円という破格値で借りられる。「ママさんたちの持ち寄りパーティや、イベントやミーティングなど自由に使っていただけたら」

 「私たちスタッフがスクールを盛り立てて、選手がよい結果を出せる環境を作り、そして実際に良い結果を出すことができたら、地元の方も喜んでくださると思うんです。そういった形でも地域貢献ができるのかなと考えたりしています。地域コミュニティの場として、地域に近いスイミングスクールでありたいと思っています」

(取材・文  松岡理絵)

 

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