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エナ・ホーム株式会社 代表取締役 峠口剛志さん no.235

今月の人
130年の歴史ある材木商が母体。 天然木の風合い豊かなオンリーワンの家づくり
エナ・ホーム株式会社 代表取締役
峠口剛志さん
1984年、堺市生まれ。関西外国大学卒業後、松下電工に入社。2010年にエナ・ホーム株式会社代表に就任。二級建築士・宅地建物取引士。趣味は子ども(6歳、10歳)と遊ぶこと、旅行、海外ドラマ鑑賞。自宅でのテーブル卓球、ベランダでの天体観測。
峠口剛志さん

幅広い木材の知識とラインナップ
土地探しや資金計画も親身に対応

 

 羽曳野市の閑静な住宅地、ひときわおしゃれなモデルハウスが目に飛び込む。リビングとお庭がつながった開放感いっぱいの一軒家は、そこから広がる豊かな生活をいきいきとイメージさせてくれる。「この家は『FREAK’S HOUSE』という、暮らしの楽しみ方を発信する家づくりブランド『LIFE LABEL』と、アメリカンライフスタイルを提案する『FREAK’S STORE』がコラボレーションしたモデルなんです。でも、この『FREAK’S HOUSE』はあくまで一つのかたち。私たちはデザイン性の高い規格住宅にお客さまそれぞれのご希望を最大限に取り入れたオリジナルな家づくりをお手伝いしています」

 そう話すのは、ハウスビルダー「エナ・ホーム」代表の峠口剛志さん。同社は少数精鋭のスタッフで小規模な組織ならではの柔軟性の高さで満足度の高い家づくりを積み重ね、評判を呼んでいる。

 峠口さんは、130年の歴史を持つ、堺市で材木商を営む家の6代目。「実家の隣がお店だったので、子どもの頃から学校帰りによく出入りしていましたし、木材は身近な存在でしたね。お店に来る大工さんたちにもよく可愛がってもらっていました。小学校の自由研究では仲良しの大工さんが工作の手伝いをしてくれて、そこそこ立派な作品を学校に持っていって表彰されてしまったこともあります(笑)。大学生になると家の手伝いで木の端材で杭を作ったりして、より木材とかかわるようになりました」

 とはいえ、その頃はまだ実家の仕事を継ぐ決意はなかったという。大学では語学を専攻、大学卒業後は松下電工に就職し営業職に就いた。しかし、社会人2年目の時に父が階段から落ち、大けがをする事故が起こる。「それを機に家業を継ぐ準備を進めたのですが、幸いにも父の体調が回復し、僕がすぐに材木屋を継ぐ必要はなくなりました。ちょうどその頃に、父が新事業として始めていた工務店を受け継ぐことになり、それが僕にとっての家づくりの始まりでした」

 家づくりを仕事にする—。そう決意してからは、専門学校に通い、建築士や宅建の勉強にいそしんだ。「その頃、僕はまだ25歳ほど。若くて経験が浅いということで信頼してもらいにくいと思ったんです。だからこそ、安心して相談してもらえる存在になりたいと、必死に勉強しました」

 歴史ある材木商を母体にもつからこその幅広い木材の知識やラインナップをベースに、木の魅力を最大限に活かした家づくりを打ち出した。「お客さまはどうしても金額と性能比較を重視されますが、うちはそれだけではなく、品質の良さに加えて、様々な木を内装に取り入れ心地良さとデザイン性の両立を実現。そして土地探しや住宅ローン、火災保険や相続のご相談まで家にかかわるあらゆることに親身にお手伝いすることで、信頼していただけることを目指しました」

 

 

友達を呼びたくなる心地よい家
完成後も長く付き合える信頼感

 

 学生時代に米国留学し、フロリダでのルームシェア、サンフランシスコでのホームステイを経験。その頃に肌で感じたアメリカンテイストのデザインやインテリアが峠口さんの記憶に残り続けていた。そこで取り扱い始めたのが、「ゼロキューブマリブ」モデル。シンプルかつ美しい立方体のカリフォルニアテイストの家だ。

「それをきっかけに、『天然木×家づくり』のご提案をスタートしました。天然木というと和のテイストに思われがちですが、国産材以外に輸入木材も取り入れることでアメリカ西海岸風のテイストなども表現でき、弊社ではそちらの方が好評を頂いています。母体が老舗の材木屋ですから、蓄積されたノウハウや仕入れの豊富さを活かし、ご希望に沿う本物の木を使った住まいのご提案ができるのが、私たちの強みでもあります」

 たとえば、耐久性があり自然な濃淡色と温かみがあるウエスタンレッドシダーの天井、豊かな風合いの杉板を使った目を引く編み方がインテリアのアクセントになるヘリンボーンの壁、深みのある色合いが個性的なアカシアの床……、このほか「こんなイメージの空間できますか」と尋ねると、さまざまな提案が返ってくるのだ。

 また、「提案には時間をかけています。楽しく不安なく、丁寧な提案をすることを当たり前のことと考えています。すべてのお客さまに、自分の身内に提案しているつもりで向き合っています」という峠口さんの言葉は心強い。

「昔は、家づくりを頼む工務店は親世代から繋がりのある地元工務店に頼むということが当たり前だったと聞きます。でも現在は、多くの情報の中からお客さま自らがホームビルダーを見つけるという時代になりました。そのような中で、私どもは誠実な家づくりの積み重ねによって、昔のようにお客さまの大切なご友人やお子さまのお家づくりも頼みたい、と言って頂けるような、永く信頼される工務店を目指しています」

 収納力があり、断熱・耐震性に優れ、快適に暮らせるというのはもはや大前提となった。その快適さを超えた価値を提供できる家を作りたいと峠口さんは考えている。「このモデルハウスには吹き抜けがありますが、収納や床面積を考えたら吹き抜けはないほうがいいかもしれません。でも、吹き抜けのゆったりした空間があって、そこにおしゃれなシーリングファンが回っているのをただぼんやりと見つめる時間、そういう心地良さにも価値を見いだしたい。たとえば、友人が自然に集まってくるカフェのような心地よさ、自分にとっても一番ホッとできる空間、そこで暮らすことで日々のエネルギーを充足できる家、そんな家づくりがしたいという思いから『エナ(=Energy)・ホーム』という社名が生まれました」

 この仕事を続けてきて、喜びを感じるのは「お客さまにいろいろな面で頼ってもらえること」と峠口さんは言う。家づくりをお手伝いした頃にはまだ小学生だった子どもが大学進学時に進路について峠口さんに相談してくれたことがあったという。「家の完成後も引き続きおつき合いさせていただいているということが、とてもうれしいですね。家づくりはもちろん、点検やメンテナンス、その後もずっと安心して相談していただける存在でありたい。そのためにスタッフ一同、責任感をもって仕事をしています」

 幅広い選択肢からオンリーワンの提案をする—。そんな気概に満ちたホームビルダーが建てる家が、南河内に少しずつ増えていきそうだ。

(ライター  松岡理絵)

 

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